グループ創設者メッセージ |
日本の土地に合った方法で機械を取り入れ、システムをつくり、今まで農家が肌で感じていたノウハウを数値におとしていく。 農家の近代化と法人化を目指しました。 過程ではたくさんの失敗も成功も経験しました。 その都度、計画し実行し結果を見て数値におとし、次の機会では改善する。 今のビジネスでは当たり前のことですが、当時の農家はやってなかった。 結果が付いてきたのは30代。徐々に志をともにする仲間が増え、会社も大きく なる。それまでの農家はすべてができないとダメでした。おもしろいもので、法人化すると、生まれが農家以外の者も農業に就くことができる。『農業をやりたい』という高い志を持った者が入ってきました。 また、業務が細分化されたことで、自分の個性と特性を存分に発揮できるようになったのです。私はより経営と時代の先を読むことに専念できました。 |
会社の基盤も整ってきた頃、農場の認知を高めるために何か良い方法はないかと考えはじめました。 |
![]() 0円リゾートへの取り組みを通して得た経験は、農業の6次産業化という考え方に進化していきます。 ※6次産業とは1次産業×2次産業×3次産業が6となることから生まれた言葉。 まず、法人化した農場に加工施設をつくり、その過程を見学、また生産者の直売所を作りました。 |
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![]() ![]() 0円リゾートと6次産業化の実現に奔走している最中、現在の花の海がある山陽小野田市埴生(当時は山陽町埴生)の町長より相談を受けました。 『埴生に約15ヘクタールに及ぶ広大な干拓地があり、農地として開発したが、管理が難しく困っている。なんとかならんものか。』 私も現地を訪れ愕然としました。 15haの農地は藪とゴミだらけ。 農地が泣いていると思いました。 一農業者としてこの状況を放ってはおけない。 ただ、塩害や潮風の強いこの農地をどう生かすか。 社員とともに考えた結果、大型のハウスを建築し、培ってきた管理農法を活かした大規模システム農園をつくるという結論に至りました。 このころ私は、6次産業を活かした農業のブランド化の一方で、消費者が求める商品の多様性を感じていました。 同じ商品でも一人の消費者が利用シーンに応じて、高価格帯・中価格帯低価格帯の商品を買い分けている。高価格帯のブランド商品は作ってきましたが、それだけでは、お客様の需要に100%お応えできていないのではと考えていたのです。 花の海では広大な農地を人の手と機械の力を使い、管理しています。 その結果、作物(野菜・花苗)の安定生産と品質維持を行いつつ低価格化を実現しています。 また、6次産業、0円リゾートの構想に基づき、生産現場の解放と野菜や果物の収穫体験などを行っています。 |
![]() ![]() これまでの経験や取組み、育ってきたグループ企業でのノウハウを活かして、これからは新たに『いのちの里づくり』『大規模都市圏への農場リゾート展開』を進めていきたいと考えています。 『いのちの里づくり』とは一村一農業、その地域のどこにも負けないブランド農産物を作り、地域内の循環農法によってこれを育て、販売していくというもの。 『大規模都市圏への農場リゾート展開』とは、大都市近郊の休耕地や休眠地にノウハウを注入した生産農場兼体験農場をつくり農業との接点が薄い都市住民へ農業との接点をつくるというもの。 今の東京の子供たちは食べ物の名前は知ってても、それがどういうもので、どこで、どうやって作られているのかまったく知らないんです。 これはすごく不幸というか…なんとかしてあげたいと思うんです。 まだまだ構想段階ですが、必ず実現させたいと思っています。 |
当社の社員を含め、今の若い人は概して結果を急ぎがちです。 |
代表プロフィール |
代表者名
坂本多旦
生年月日
昭和15年5月25日
現職
スペース
スペース
事業協同組合「みどりの風協同組合」理事長
株式会社「みるくたうん」取締役
農業生産法人 株式会社「花の海」代表取締役会長
他役職
社団法人日本農業法人協会顧問
略 歴
1960年3月
山口県立立徳高等学校 卒業
1963年4月
阿東町4Hクラブ会長に就任
1966年4月
「阿東町農業経営研究会」設立 会長に就任
1969年1月
「船方総合農場」設立 代表取締役に就任
1983年4月
「協定営農会」設立 幹事長に就任
1986年4月
「交流の里づくり研究会」設立 会長に就任
1987年2月
朝日農業賞を受賞
1987年4月
株式会社「グリーンヒル・アトー」設立 取締役に就任
1988年11月
「山口県選奨」受賞
1990年1月
「道の駅」提案 (中国地域まちづくり交流会にて)
1990年4月
株式会社「みるくたうん」設立 代表取締役に就任
1990年10月
「みどりの風協同組合」設立 理事長に就任
1993年4月
0円リゾートづくり「みるくたうん」開発に取り組み
1994年7月
国土庁 地方産業ビジョン研究会委員に就任
1995年2月
山口県農業法人協会 会長に就任
1996年8月
全国農業法人協会 会長に就任
1997年4月
「食料・農業・農村基本問題調査会」委員就任
1999年1月
農林省 農業生産法人検討会委員就任
1999年1月
経済企画庁 経済審議会 特別委員就任
1999年4月
グリーンヒルアトー 代表取締役就任
1999年5月
(社)日本農業法人協会 会長就任
1999年9月
「食料・農業・農村」政策審議会専門委員就任
2000年4月
山口県「尊農塾」塾長就任
2002年4月
食品流通の効率化等に関する研究会委員
2003年3月
全国観光カリスマ百選に選ばれる
2003年6月
農業生産法人(株)花の海設立 代表取締役に就任
2003年6月
(社)日本農業法人協会 会長退任 顧問就任
2003年9月
山口県景観ビジョン策定委員
2003年11月
内閣府構造改革特区評価委員会専門委員
2004年3月
「食料・農業・農村」政策審議会専門委員辞任
2004年7月
内閣府構造改革特区評価委員会専門委員辞任
2005年3月
有限会社「船方総合農場」退任
2007年1月
経済産業省地域中小企業サポーター
2007年3月
地域活性化伝道師
2009年5月
春の褒章「黄綬褒章」受章
2010年5月
(株)グリーンヒル・アトー取締役退任
2011年4月
(株)みるくたうん代表取締役社長退任
施設情報
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管理施設
研修施設、会議室、事務所、多目的室を完備しております。花の海の総合受付口です。
集出荷場
花の海商品の集出荷場です。毎日ここから商品が出荷されています。
用水処理施設
地域環境を考慮し、花の海の用水はPH調整やEC確認などの処理を行っております。